2015年1月17日土曜日

GO天気EX に関して

初めに結論から言います。

Android 用の「GO天気EX」というアプリは、中国の会社 (www.sungymobile.com) が開発、製造しています。そして、このアプリは天気情報アプリであるにもかかわらず、少なくとも 3 種類 (詳しくは後述) の不必要と思われるスマホ内の個人情報を見ています。

この会社のこのアプリが、スマホ内の個人情報を正しく適切に取り扱っているかどうかは、私(筆者)にはわかりません。「大丈夫。そのアプリを使い続けても問題ない」とも、「大丈夫かどうか疑わしいのでアプリをアンインストールした方がいい」とも、「絶対に信用出来ない。そのアプリを今すぐにアンインストールするべき」とも、いずれも断言できません。

GO天気EX アプリを利用されている方は、使い続けるのかアンインストール (して他のアプリを使うなど) するべきかは、ご自身のご判断で行なっていただければと存じます。

以上が結論です。以下は補足です。

私は、スマホは 303SH (ソフトバンク社製品紹介ページWikipedia の記事) を使っています。

今日、その 303SH の McAfee のスマートセキュリティが、「注意が必要なアプリがあります」と以下の様な警告メッセージを表示しました。

「注意が必要なアプリががります」の部分をタップしてみると、「個人情報取得状況に関して注意が必要なアプリがあります。」というメッセージと、「GO天気EX」というアプリ名が表示されました。

上の画像での「GO天気EX」をタップすると、以下の様に詳細が表示されました。

上の画像を文字にすると以下の通りです。

GO天気EX

このアプリについて

  • 電話番号を参照します。
  • 端末にインストールされたアプリを確認します。
  • 正確な位置を確認します。
  • 端末上のメールアカウントを確認します。

(画像に書かれている文字はここまで)

GO天気EXは、個人情報(あるいはそれに近い情報) を 4 種類取得しているということです。

この 4 つの中で、取得するのが妥当だと思われるのは一つだけ。「正確な位置(おそらくスマホの現在位置)を確認します。」というもの。

推測ですが、この GO天気EXは、まずはスマホの現在位置をスマホのこのアプリで取得して、そしてその現在地の天気情報を別のサーバから取得して、アプリの画面に「現在地の天気」として表示しているものと思われます。

例えばスマホを持っている人が東京都にいるなら、東京都の天気情報をアプリで表示してあげるというようなものかと思われます。

「正確な位置(おそらくスマホの現在位置)を確認します。」以外の 3 つ (電話番号を確認、端末にインストールされたアプリを確認、端末上のメールアカウントを確認) に関しては、なぜ天気アプリが取得して利用する必要があるのか理解に苦しみます。

Google Play の GO天気EX のページ個人情報保護方針のページ(ページ上部の) HOME → (ページ最下部の) About Sungy Mobile → http://www.sungymobile.com/ の ページ最下部を見てみると・・・

广州市久邦数码科技有限公司 版权所有

これは簡体字でしょうか。「广州市(広州市)」という地名は、中国(中華人民共和国。大陸の方) と韓国にもあるようですが、漢字が使われているということは、中国の会社の可能性が考えられます。

Google で「Sungy Mobile」を検索したところ、どうやら中国の会社であるようです。

Sungy Mobile Limited is an international company based in China which operates one global business, GO series apps, and two domestic businesses, Sungy Reading and 3G Portal.

私の調査は以上です。

広州市、広東省・・・広東料理・・・麻婆豆腐に思いを馳せつつ。