2012年6月25日月曜日

Linux (CentOS 6.2 x86_64) に、「cpulimit」をインストールして、実行する (= 絶対的な優先度を下げる) 手順

1.「cpulimit」概要 nice コマンドとは別の方法で優先度を強制的に下げるソフト

Linux には、nice コマンドを使って相対優先度を変更することができます。Windows 7 ではタスクマネージャーの「プロセス」タブの「基本優先度」 に相当するものです。(低、通常以下、通常、通常以上、高、リアルタイム)

Linux で 「nice コマンドを利用して、とあるプロセス (例えば rsync や FaHCore_a4.exe など) の優先度を可能な限り下げたけれども、マシンの動作が重たくて、kill をすると軽くなる」という場合があります。

この場合は、「cpulimit」というソフトをインストールすることで、その重たいプロセスの絶対的な優先度を下げることができます。

原理は単純で、cpulimit がそのプロセスを定期的に頻繁に sleep させるというものです。

Linux (CentOS などの Redhat Enterprise Linux 系ディストリビューション) で「nice コマンドをつかってもマシンが重たくて困っている」という方は、「cpulimit」をインストールする手順を説明します。

ちなみに、Ubuntu は、別のインストール手順があります。そちらは恐れ入りますが、別の Web ページをご参照をお願い致します。

2.「cpulimit」インストール

cpulimit インストールの手順です。インストールとは言ってもソースコードをダウンロードして make します。難しくはないかと思います。

ここでは「cpulimit-1.1」のバージョンを例に上げて説明します。もしバージョンの数値が変わったら数値を読み替えて実行して下さい。

# wget http://downloads.sourceforge.net/cpulimit/cpulimit-1.1.tar.gz
# tar zxvf cpulimit-1.1.tar.gz
# cd cpulimit-1.1
# make
# cp cpulimit /usr/bin/

以上でインストールが完了です。

3.「cpulimit」ごく簡単な実行例

rsync の CPU 最大使用率を 50% に制限する例です。

一番最後に「&」をつけるのをお忘れなく。

cpulimit -e rsync -l 50 &

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